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1998年にリリ-スされた「ショパンフォ-エヴァ-」は、99年にポ-ランドでのクラシッ クピアノ部門では初めてのゴ-ルドCD (1万枚売れたCDに与えられる)を、又2000年には ポ-ランドのクラシックソロピアノ (協奏曲ではクリスティアン・ツィメルマンが受賞)で初めて のプラチナCD(売り上げ枚数2万枚)を得た。 上記のCDの他、「パデレフスキピアノ曲集」 モ-ツアルトピアノ協奏曲KV37(モ-ツァルトの最初のピアノ協奏曲) (ヴォィチェフ・ライスキ指揮、ポ-ランドチェンバ-フィルハ-モニック、カデンツは自作) 「The Chopin I love」「ロマンティックポ-ランドピアノ曲集」 ハリナ・チェルニ-・ステファインスカとの「デュオピアノ名作集」(ポニ-キャニオン) 「Hommage a Chopin」「Love 愛 Miłość」など多数のCD・レコ-ドを、ヨ-ロッパと日本で出している。 2002年7月9日、ポ-ランド大統領より、「ポ-ランド共和国功労騎士十字勲章」を授けられた。 2005年、アルバニアに日本人ピアニストとして初めて招かれ、第7回ショパンフェスティヴァルでアルバニアラジオ・TVシンフォニ-オ-ケストラと共演した。 2006年には、アルベルト・グルジンスキと彼の兄の共著「ショパン 愛と追憶のポ-ランド」を共訳。好評発売中。 小沢征爾の師、斉藤秀雄教授にも桐朋学園在学時、個人的に教えを受けたが、リストの協奏曲イ長調の演奏を聴かれてこう言われた。「彼女はカリスマでオ-ケストラを 引っ張っていける、世界でも数少ないソリストになれるだろう。」 ポ-ランドの音楽評論家ヤン・ヴェ-ベル: 「小林倫子は純血種のピアニストだ。素晴らしい テクニックと情熱を以って、 鍵盤上で狂ったように弾きながら、 なおかつ作曲家 の意図に完全に 沿っている。」 評論家、ヤン・ポピスは、「Love 愛 Miłość」 について「天国的な高みに聴く者を引き上げてくれるフォーレのバラード、哀切な旋律の部分と終楽章の歓喜に満ちた フーガで心を深く揺り動かすベートーヴェンの作品110のソナタ、それに、男性をも凌ぐダイナミックな迫力とヴィルトゥオーゾの技術で私が今までに聴いたうちで最も感動し・スラ フマニノフのソナタ2番のどれもが、彼女が円熟した多才なピアニストであることを証明している」と言った。 第5回ショパンコンクール優勝者、ハラシェヴィッチも同CDについてこうコメントした。「ラフマニノフのソナタ2番は、天性の情熱的なテンペラメントと素晴らしいテクニック を駆使した、圧巻のフィナーレの三楽章は勿論のこと、私が最も感動したのは二楽章で、しっとりした美しい音色に魅了されながら、彼女にしか表現できないであろう清澄で深遠 な世界に導かれてい・チたのです」
履歴 小林倫子